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大好きなイタリアのこと、旅行、芸術、料理などの記録、メモ、備忘録です。

イタリア旅行ガイド ボローニャ

お越しくださりありがとうございます。

 

今日は、先日書いた2009年11月の旅行で滞在したボローニャについて、調べたこと、経験したことをまとめてみました。

 

ボローニャについて

 

 

 

 

エミリア街道上に位置し、レーノ川とサヴェナ川に挟まれた支脈の麓にあって、前面には広大な農耕地が広がります。

旧市街は旧エミリア街道に沿って中世に建設され、17-18世紀の雰囲気が残った都市です。

ボローニャは有史以前から人が住んでおり、エトルリア人ガリア人が住み、Bononiaと名付けられました。

ガリア人は数百年この地域を支配していましたが、後にローマ人に降伏、そして西ローマ帝国が崩壊すると北からの攻撃が増え、ゴート族、ランゴバルド族に支配されました。

しかしフランク族が南下して来ると、ラヴェンナと共にボローニャ教皇に譲渡され、ラヴェンナとローマへの二重の従属が始まり、不安定な状態が続きます。

11世紀にはコムーネが形成され、大学が創設されます。

12世紀には新しい城壁が作られて都市が拡大し豊かになり、富裕な貴族はその地位を誇示するために塔を建て、現在も残っているものがあります。

イタリア北部の世俗権力をめぐる教皇神聖ローマ皇帝の争いに巻き込まれ、最初は教皇派(グエルフィ)についていましたが、14世紀には中立を保つようになりました。

1506年ボローニャを納めていたヴェンティヴォリオ家に対し反乱が起きると、教皇の軍隊がボローニャを占拠し、ナポレオン時代まで教皇支配下に置かれ、1860年イタリア王国に組み込まれました。

その後年の形が変化し、現在の形に近づいて来ることになります。

1960年代、70年代になると人口は10年前の3倍となり、郊外まで大きく発展します。

 

Basilica di San Petronio

1390年Antonio di Vincenzoの設計で建設が始まり、1659年に完成。ゴシック様式、世界で5番目に大きな教会です。

中央入口には1425年にJacopo della Querciaが制作した新旧約聖書を題材にした彫刻や美しい聖母子像が飾られています。

1481-92年に建造された鐘楼を備えています。

 

Palazzo d’Accursio(Palazzo Comunale市庁舎)

二つの別の建物からできており、左は尖塔型アーチの柱廊があり13世紀の塔があります。

右は1428年の建設、中央にはGaleazzo Alessi設計の扉口があります。

ルネサンス期の建築家Donato Bramanteによる大階段があり、3階に市の美術品コレクションの展示があります。

 

Fontana del Nottunoネプチューンの噴水

1566年Tommaso Lureatiの設計による土台の上にGiambolognaの名で知られるフランス人によるブロンズ像があります。

4人の天使は4つの方角を表し、4人のセイレンは当時知られていた大陸を表しています。

 

Museo Civico Archeologico

エジプトとローマ時代の遺物が展示されており、重要なものが多くあります。

 

Palazzo dell’Archiginnasio

1803年まで大学がここにあり、現在は大学図書館となっています。

1647年に作られた総木製の解剖室Teatro Anatomicoがあり、多くのフレスコ画と同様に第2次世界大戦で破壊されたが、再建されました。

 

Museo Civico Medioevale del Rinascimento市立中世ルネサンス博物館

ブロンズ像、墓所など中世以外のものもあり、コレクションは多種多様となっています。

 

Le due Torri

Torre degli Asinelli

1109年にアシネッリ家によって建てられました。

47.6m、498段の階段があり1.3m傾いているが、上に上ることできます。

Torre Garisenda

建設中に3.2m傾いたため、48mの塔になりました。

 

Chiesa di San Giacomo Maggiore

13世紀建立、1722年改築。

教会内のCappella BentivoglioにLorenzo Costaのフレスコ画があります。

近くにOrtorio di Santa Ceciliaサンタ・チェチリアの祈祷堂があり、Lorenzo Costaなどによる聖ヴァレンティーノと聖チェチリアの生涯(1506)で装飾されています。

見学は要予約です。

 

Università

一般公開されている博物館、図書館があり、多くはPalazzo Poggiポッジ館に入っています。

 

Pinacoteca Nazionale

主に14世紀以降のボローニャ派の絵画が集められています。

ルネサンス前派部門Sezione dei Primitivi

Pseudo Jacopino di Francesco クラビーホの戦いの聖ヤコボ

Giotto 多翼祭壇画(1333-34)

Vitale da Bologna 最後の晩餐、聖ゲオルギウスと龍

ルネサンス部門Sezione Rinascimentale

Antonio e Bartolomeo Vivarini 多翼祭壇画

Perugino 栄光の聖母

Raffaello 聖チェチリアの法悦

Parmigianino 聖母

Rudovico Caracci バルジェッリーニの聖母

Amico Asbertini 東方三博士の礼拝

Annibale Caracci 聖ルドヴィユの聖母

バロック部門Sezione Barocca

Reni 嬰児虐殺、勝利に酔うサムソン、キリストの磔刑聖母像

Guercino 聖グリエルムスの着衣式

 

Basilica di Santo Stefano

4つの教会群からなっています。

Chiesa del Crocefisso

ボローニャ守護聖人である聖ペトロニオの遺骨が納められています。

Chiesa del San Sepolcro 当初洗礼堂であったことを窺わせる建物です。

Chiesa di Santi Vitale e Agricola

ボローニャ最古の教会です。

古代ローマの遺跡が多く見られます。

建物は5世紀のもので、建物より100年古い2人の聖人の墓はかつて側廊の祭壇だったもので、現存は一つのみとなっています。

Chiesa di Santa Trinità

中世の回廊を抜けたところに小さな美術館があり、絵画、フレスコ画の展示があります。

 

Basilica di San Domenico

1221年にこの場所に修道会を起こし、同年に亡くなったドメニコ会の創始者聖ドメニコの遺骨を納めるために16世紀に建設されました。

Cappella di San Domenicoに石棺があり、多くの芸術家が関わっていて、右側の天使、聖ペトロニオ、聖プロクルスの像(1494)はミケランジェロの製作、公人のドームにはGuido Reniの聖ドメニコの栄光が描かれています。

聖堂内陣右の礼拝堂にはFilippo Lippi聖カテリーナの神秘の結婚が描かれています。

 

Chiesa di Santa Maria della Vita

13世紀後半に建立された教会です。

Niccolò dell’Arca Compianto su Cristo morto(1463)死せるキリストへの哀悼

 

Palazzo Fava

 

料理

Mortadella

Tortellini

Tagliatelle

Lasagne

Cotolette alla bolognese

Fritto misto

Bocconotti 肉をパイ生地で巻いてオーブンで焼いたもの

Pan Speciale レーズン、砂糖漬けの果物、松の実、チョコレートの入ったクリスマス焼き菓子

Spongata 柔らかい生地の中で蜂蜜、松の実、胡桃、レーズンなどが入った菓子

Torta di riso

Sfrappola カーニバルの揚げパン

 

ワイン

D.O.C.G.

COlli Bolognesi Classico Pignoretto

D.O.C.

Colli Bolognesi

PIgnoretto

Reno

 

アクセス

電車

Milano 1h22m

Venezia 1h33m

Padova 1h3m

Firenze 38m

Roma 2h3m

 

 

読んでくださりありがとうございます。