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イタリアの音楽

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今日はイタリアのクラシック音楽について、歴史とともに書きたいと思います。

 

-起源、17世紀まで

 

イタリア音楽の起源は、グレゴリオ聖歌canto gregorioの繁栄、グイド・ダレッツォ(991?-1050)が譜表を導入し、「聖ヨハネ讃歌Inno di S.Giovenni」の各行の第一音節「ウト(ド)、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」を階名として定めます。

その後、多声音楽が発達し、アンドレーア・ガブリエーリ(1510?-1586)、ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557?-1612)が、作曲家、オルガン奏者として活躍し、ジョヴァンニは、ヴァイオリン曲なども作曲し、ルネサンス音楽からバロック音楽の橋渡しをします。

クレモーナのクラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643)は、「オルフェーオOrfeo」を制作し、言葉と音楽を組み合わせる作曲法を土台とした劇音楽、宗教音楽に大きく貢献します。

 

 

バロック時代から18世紀

 

モンテヴェルディがオペラの土台を作り、その後オペラが盛んになります。

ナポリ学派の代表となるアレッサンドロ・スカラッティ(1660-1725)は、オペラの中心となるアリアを発展させます。

この頃、ヴェネツィアで、「赤毛の司祭」と呼ばれるふさふさの赤毛の聖職者、アントーニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)が、「四季Quattro Stagioni」のような3楽章構成で展開する協奏曲で、描写的な標題音楽を制作します。

また、オペラ・セリアopera seria(正歌劇)の幕間に挿入される滑稽な内容の音楽劇が独立し、オペラ・ブッファopera buffa(喜歌劇)となります。

 

-18世紀から現代

 

バルトロメーオ・クリストーフォリ(1655-1732)が、ハープシコードを改良し、ピアノが生まれます。

ピアノは感情豊かに表現され、ロマン主義の音楽家によって重視されます。

その中、ニコロ・パガニーニ(1782-1840)がバイオリニストとして頭角を現し、「24のカプリッチョ24 capricci」、「6つのコンチェルト6 concerti」など、独創的な才能で圧倒的な活躍を見せます。

同じ頃、ジョキアーノ・ロッシーニ(1792-1868)が、「セヴィリアの理髪師Barbiere di Siviglia」、「泥棒かささぎGazza ladra」、「ウィリアム・テルGuglielmo Tell」、ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848)が、「愛の妙薬Elisir d’amore」などを作曲し活躍します。

そして、ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)が登場し、「ナブッコNabucco」(1842)、「リゴレット Rigoretto」(1851)、「トロヴァトーレIl trovatore」(1853)、「椿姫La Traviata」(1853)、「アイーダAida」(1871)など、情熱的で愛国心に満ちた作品を多く作ります。

その後、ジャコモ・プッチーニ(1858-1924)が、「ボエームBohe`me」、「蝶々夫人Madama Butterfly」などを作曲、交響詩ローマ三部作で知られるオットリーノ・レスピーギ(1979-1936)が活躍します。

 

イタリアの劇場、音楽家

 

劇場

ミラノ スカラ座la Scala

トリノ レージョ歌劇場il Regio

クレモーナ ポンキエッリ歌劇場il Ponchielli

ヴェネツィア フェニーチェ歌劇場la Fenice

ヴェローナ アレーナ・ディ・ヴェローナArena di Verona

ジェノヴァ カルロ・フェリーチェ歌劇場il Carlo Felice

ボローニャ ボローニャ市立歌劇場Teatro Comunale di Bologna

ローマ オペラ座Teatro dell'Opera di Roma

ナポリ サン・カルロ歌劇場il S.Carlo

パレルモ ポリテアーマ歌劇場il Politeama

オーケストラ

サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団Accademia di S.Cecilia

スカラ座管弦楽団Filarmonica della Scala

イ・ソリスティ・ヴェネティI Solisti Veneti

パドヴァ管弦楽団Orchestra di Padova

ヴェネト管弦楽団Orchestra del Veneto

 

楽家

アルトゥーロ・トスカニーニ 指揮者

クラウディオ・アッバード 指揮者

クラウディオ・シモーネ 指揮者

リッカルド・ムーティ 指揮者

リッカルド・シャイー 指揮者

サルヴァトーレ・アッカルド バイオリニスト

ウート・ウーギ バイオリニスト

マウリツィオ・ポッリーニ ピアニスト

ルチアーノ・パヴァロッティ 歌手

ルッジェーロ・ライモンディ 歌手

 

今まで私と娘たちの3人での旅がほとんどだったので、コンサート行くことが出来ず、娘たちが大きくなったら絶対に行きたい、と思っています。

 

読んでくださりありがとうございます。